糸釣りアーム

IMG_2503レコードの再生に自作アームを使いはじめて久しく、ずっと「RS-A1もどき」を長い間使っていました。銘器とされているタイプの異なる数種類のアームと比べたこともありますが、少なくとも自分のところでは自作の方が圧倒的に良かったです。良さの大部分は回転ヘッドシェルでは無いかと思います。

もう1年以上前になると思います、

私のところに糸釣りアームを持参された方がおりその音を聴かせて頂いたことがあります。

 

重量タイプの非常にゴツイものでした。キレが良いというのか傷の部分を経過する際、全く後を引かずシュパッと言った感じの音が印象的でした。いつか作ろうと思っていましたが、ガラクタ箱の中からLencoのプレーヤーに元々付いていたアームの錘を発見しました。円柱で中心からずれたところに穴が通っています。

ホームセンターで、バルサ材と桧材の太さの違う何種類かの丸棒を買い、上の写真のようなアームを2時間ぐらいで作りました。

音を出してびっくりしました。静かで、細かい音を実によく拾います。

丸棒に穴を開け、太い棒の穴に細い棒を差し込みプリンターの替えインクに付いてきた手回しドリルで糸釣り用の細い穴を開けました。糸の固定は、はじめは爪楊枝を使いましたが焼き鳥用の竹串のほうが使いやすいことが分かりました。

IMG_2515

回転ヘッドシェルは重いほうがいいようなので、大昔に初めて回転ヘッドシェルを試作した際の部品を集めて作りました。重量バランスが狂ったので、アルミテープでシャフト径を太らせ固定の錘を追加しました。

 

lineearth

釣り糸はステン線を使っています。ホームセンターではステンの細線がなく、100円ショップのザルをばらして使っています。

 

ここまでで終わるつもりでした。

IMG_2506

偶然から「耐震マット」なるものをターンテーブルのシートに使っています。

どこのホームセンターにもあると思います。防災コーナーなどにある主に青色の粘着するグニャーとしたあれです。

3個でも5個でも7個でもまたそれ以上でもレコードが落ち着く程度貼り付け、レコードを乗せ聴いてみてください。

写真では気分で楮紙を貼り付けましたが、粘着防止のブラスチック板を貼り付けたままがいいと思います。

5日間連続運転中です。悪いところはまだ見つかっていません。

アーム以上かもしれません。

簡単です。せひ。

 

 

 

カテゴリー: audio | 2件のコメント

空気感が分からない

オーディオのことを扱ったサイトや掲示板を見た時、「空気感」という言葉を使われる方を多数発見します。

ウィキペディアでは

空気感(くうきかん)とは芸術表現に用いられる形容の一つ。そのものが直接的に表現されていなくても、間接的な情報のみで存在することが示唆されている様子を表す。

写真表現で用いられる場合は、二次元である写真がまるで立体のように見えることを指す。[1] 被写体距離との距離に応じたコントラストの変化による空気遠近法やフォーカス面からの微妙なボケにより立体感が表現されていたり、収差によるレンズ効果が少なく現実感に富んでいることを指す。 また、特に優秀なレンズの形容に使われることがある

 

文字通りには空気の物理的状態(気温・気圧・風向・風速など)を視覚的(あるいは別の感覚的)に表現することのようです。

 

オーディオは、「音響機器を使って音を再生すること」と定義してしまっても間違いなさそうなので、そのように使います。

再生技術の中で、オーディオは特殊です。例えば視覚を記録し再生するビデオ・テレビは、人の眼で見た網膜情報みたいな間接情報の記録再生であり、空気の振動をそのまま記録し再生する、限定付きタイムマシンのような直接情報を再現する技術です。

ウィキペディアに返り読み直すと、間接的な情報を取り扱うことが前提のようですから、直接情報である音は取り扱えないはずです。

ますます分かりません。

誰か教えてください。

 

この言葉に限らず、感覚を抽象的な言葉で表すことが非常に多いのがオーディオの世界です。

 

字の意味から臨場感などはなんとなく分かりますが、それでも臨場感が良いというのはどんなことでしょうか。

場に臨んだ感じですから、音楽の場合、演奏の場にいる感じということなのでしょう。ピアノソロだと、ピアノがそこにあってそれを誰かが弾いているように聴こえることだと思います。

ピアノがそこにあってそれを誰かが弾いているように聴こえること。

もう一度読み返して意味を考えてください。聴く人も、その機械を作る人もこのことが最終目標ではありませんか。

「臨場感」を良くすれば全てが解決しませんか。

アンプを替えたら、楽器の一つ一つの動きがが分かるようになった、楽器の分離が良くなった、ほとんど同じようなことの表現だと思いますが、そこに臨場感も向上したと付け加えても、同じことの繰り返しではありませんか。

「楽器の分離が良くなり臨場感も向上した」とか、「楽器の分離が良くなった」でも内容は同じではないですか。

 

 

原因があるから結果がある。アンプを変えたから楽器の分離が良くなった、と総括すれば臨場感や、まして空気感といった言葉を使う必要がなくなります。

更に進めると、楽器の分離が良くなって何が変わったのか、音楽のどこがどう変わったのかをよく聴いてみたくなります。

カウント・ベイシーの演奏を聴いて、サックスセクションの動きがよく分かり、リードアルトのマーシャル・ロイアルがほんの少し早く吹き始め全体をリードする様子がよく分かるようになる、合奏の頭にエッジをつけセクション全体のメリハリがよくなった、などが分かるようになります。そしてこれはアンプを変えたということの結果です。

結果をより具体的に捉えることができるようになると、何度聴いても同じ結果になることが分かり、体調とか気まぐれとか、高い製品だから絶対良いはずだとか、ということが無くなります。楽器の細かな動きを注目するようになり、更に深く音楽が聴けるようになります。一人の奏者の細かな動きという原因がバンド全体の演奏効果という結果にどう関係しているか分かるようになります。

 

今回はこれ以上の具体的なことは書きませんが、ある原因により今まで聴こえなかったこの音が聴こえるようになった、といった有る無しが一番結果として分かりやすということです。読んだ方もそれが一番です。俺のところでは聴こえないとか、とっくの昔から聞こえているぜ、といったふうに判断材料として最適です。「音楽そのものの変化」もわかりやすさではかなりのものです。早く聴こえるようになったとか、ピッチが上がったように聴こえています、といったことです。

 

これから書き進めるにあたって、音の変化をできる限りわかりやすく具体的にしたいと思っています。

次のステップへ進む時大きな力になるはずです。

 

 

言いたい放題は加熱します。   きっと

カテゴリー: audio | 2件のコメント

ライフワーク

私にとってのライフワークとは、音響機器を使って音楽を再生することです。20代の前半からですから、40年になります。自分の自由な時間の非常に多くの部分をこれに費やしてきました。目的は音楽を楽しみたい、そのことだけです。

単純な時間だけを考えると音楽を聴いた時間のほうがはるかに多いのですが、音楽を聴くという行為が受動的なのに対し、音響機器をいじることは必ず何らかの働きかけを必要とする積極的な行為です。それによって、非常に多くのものを手に入れてきました。そして肝心な再生される音楽は、機械のことを全く考える必要のない、純粋に音楽だけを楽しめるところまで来たと思います。しかしここがけっして最高地点でないのも分かりますし、最高地点が尖った1つのピークでは無いけれど、ここよりはるかに高い点が数多く存在しその一つ一つを登るのが非常に困難なこともわかってきました。これからその高みの一つ二つは挑戦しようと思っていますが、その他の多くは市販されていても非常に高価なものが必要だったり、市販されておらず入手が困難なものや作るとしても非常に高度な技術必要とか、更に信じられないほどの経費(100万円単位は普通で億単位以上になることも…)が発生するといったことがわかってきました。

音とか味などの感覚を言葉や文字で表現すると非常に誤解が起きやすいので、「聴いてください。」とか「飲んでください。」としか言いようがないのですが、例えば、音響機器にほとんど興味を示さない音楽の好きな方が、実演で受け取る印象にかなり接近できるシカケの作り方が分かってきました。非常に安価にできます。具体的な方法、キーポイントはこれから少しずつ書いていきます。

そしてこのシカケをどうやって作ったのかのほんのさわりというか、これから書いていくことの項目について思いつくだけ上げていきます。あくまで思いつきなので。具体的なタイトルになるかは今は分かりません。

 

音は音楽でしかわからない

いわゆる音の良し悪しの最終的な判断は音楽を聴くことでしかできないということ。例えばスピーカーの周波数特性は足の早さを身長体重で表しているようなもので、ある条件が揃えば参考にできるが、それ以上のものではない。

 

必ず自分で確認する

他人の話を聞いたり、記事を読んでいて知ったつもり感じたつもりになることは必ず事故を起こします。必ず確認してから使います。

 

 

己の感覚を信じ磨く

上と関連しますが、誤っている「常識」は非常に多いです。

これは大変な困難を伴い苦痛を強いられることがあります。あることをある目的で変えたとします。目的が達成されているかどうか。そもそもその目的に意味があったのか。聴こえてくる音楽のどちらが正しいのか。好きか嫌いかの判断ではありません。良し悪し、正誤の判断です。

 

分かることしか評価できないということ

これも上とも関連しますが、音楽を深く知らなければ結局音もわからないということ。更に楽器の発音機構とかメカニズムなど様々なことを知っていないと正しく評価できないことがあります。

 

感覚の評価は単純に

コーヒーの味でもそうですがあるなしが一番です。音の場合は聴こえるか聴こえないか、早いか遅いかとか具体的な方が良いけれど自分にとって分かりやすいなら抽象的な項目でも構わない。例えば、そわそわする、背中がむず痒い、のように具体的な現象を表す言葉が無いときは使います。

 

感覚は相対的であるということ

よく真空管のアンプの音を柔らかい音色とか表現する方がいます。硬い音がより硬く表現されてこそ柔らかい音が生きるのであって、柔らかいだけのアンプなんて私はいりません。今はテレビをほとんど見ませんが、食べ歩きの番組で肉を食べて「柔らかーーい」としか言わないレポーターを見るたび、最高の食事は介護食ですかと悪態をつきたくなります。

 

音色は結果

音色を追っていくのは勘違いの原因になります。例えばコンサートなどで聴いた音色に近い音色で聴こえたとしても、CD・レコードなどにその音色がどのように入っているのか全く分かりません。会場の音響効果、マイクの種類・位置など音色が変わる要素は多数存在します。音楽が正しく表現されてこそ音色が生きてきます。まず音楽が正しく表現されることこそ重要です。

 

スピーカーは楽器ですが…

よくスピーカーは楽器だと言われます。だからスピーカーを変えれば音が変わります。そういう意味で言うと、スピーカー以外のものを換えても音が変わります。音響機器は全て楽器かもしれません。

私が聴くと、楽器以上のことをするスピーカーが多くてそれが困るのです。楽器以上とは、音楽そのものを変えてしまうことです。それもけっして良い方には変えてくれません。ゆったりと聴こえるものがせっかちになったり、ハーモニーの構造が変わったり、音が無くなったりと様々な変化があります。私は、これらを変化のあるものまとめて不良品と呼びます。

残念ですが市販のスピーカーシステムの大部分が不良品です。誇張は全くありません。私が自作のスピーカーを使っているのもこれが原因ですし、更に今まで続けてきたのもこのことが大きな要素です。

具体には書きませんが、このことを知っているメーカーは多いはずです。明らかに確信犯と思われるところも何社かあります。どうしてそうしているかは簡単に説明がつきます。あくまで推論ですし、特定メーカーを名指ししようとも思いません。私ごときでも簡単に分かることが毎日スピーカーの研究を続けておられる方に発見できないはずは絶対ありません。

 

 

 

 

現時点でのノウハウの提供は誰にでもします。基本的には無料です。製作が必要な場合のお手伝いもします。木工、金属加工などの技術をお持ちの方は特に大歓迎です。コーヒーの豆を買っていただけたら、最高ですがそれは必須ではありません。できる限り多くの方に楽しく音楽を聴いていただければ良いだけです。

今の地点から更に高みを目指す方へ私が今持っているあらゆるものを受け取っていただきたいとの思いもあります。

書き始めるとあれもこれもで、まだまだ書き足りないような気がしていますが、具体的なことを少しずつ書き進めることでそれらのことを拾い上げることができるはずです。

 

言いたい放題はますます続きます     たぶん

 

 

 

カテゴリー: audio, KICK, Life | 1件のコメント

お久しぶりです

ずいぶんと長い間更新を行っていませんでした。

言い訳になってしまいますが、4,5年前から体調が優れず、2,3ヶ月で体重がいっきに20kgぐらい(約70kgから50kg弱)減ったことがありました。幸い食欲は低下しませんでしたが、いくら食べても体重が戻らない時期がしばらく続いていました。少し動いても息切れはするし、気力が無くなって、座って音楽を聴くことと、少しだけの読書と、コーヒー豆の焙煎以外はほとんど何もしない日々が続きました。

もう3年ぐらいなると思います。眼の左右の焦点が合わなくなり物がダブって見え始めました。眼の病気かと思い眼科を受診しましたが、すぐ総合病院を紹介され、そちらへ通い始めました。眼科の先生から、眼以外の部分に問題があるということで更にその病院内の別の科を紹介され受診しました。それでもなかなか原因がわからず、ただ甲状腺の検査数値が異常なので、専門医に診てもらったほうが良いということになり、(その総合病院には甲状腺の専門医がいなかったため)遠隔地の病院を紹介していただくことになりました。そして、この頃には、左右の焦点が合わないだけでなく、眼を開いていても瞼を上げることができずいつも眠そうにみえる状態なっていました。一昨年の今頃のことです。
それと前後して、眼科の先生から、可能性は少ないけれど気になることがあるということで、院内の神経内科の先生を紹介していただき受診しました。問診の段階で、私の風貌と話の内容から、すぐなんの病気か察しがついたらしく、その病気かどうかを判定する注射があるから直ぐうってみることになりました。10万人に5人とかの珍しい病気で、なかなか機会が無いということで、同課の若い女医さんも呼ばれ、モルモット状態で注射されました。何ccだったかわかりませんが、その4分の1ぐらいの注射液が体内に入ったあたりから下がっていた瞼が、開き始め半分入った頃には、普通の状態になっていました。同時に足のあたりの筋肉が張り詰めたような感じになり、痛みも伴ったためそこで終わりましたが、見事病名が決まりました。重症筋無力症という難病です。神経伝達物質の抗体が作られるという免疫系の病気です。眼筋型と全身型があり、今までの経緯から眼筋型と判定されました。
結果からいうと、病気の原因が分からず難病指定されていますが、治療方法がある程度確率しており(臓器移植のために開発された薬が何年か前から使用できるようになっている)、眼筋型の場合特に生死に関わることがすくないと、言うことで不幸中の幸いでした。また、治療に使う免疫抑制剤は非常に高価ですが難病指定のため補助があり自己負担が非常に少なくて済みます。
治療を初めて直ぐの段階では、糖尿病の症状が出て栄養指導を受け食事制限などを行いましたが、その後甲状腺の治療が始まり、これが実に効果的で体重は以前と同じ70kg弱まで復帰し、体調も5年ぐらい前の感じに戻りました。
復調して半年近くになります。それから今まで、夢中になって電子工作を主体に遊んでいました。それも一段落ついたので、その成果を含めて今まで自分が夢中になってきたことどもを少しずつまとめるのも面白いんじゃないかなと考え始めたこの頃です。
さぼりぐせがあるので、すんなりゆくはずはないのですが、気ままにあちこちから少しずつはじめます。

カテゴリー: KICK, その辺, 日々の出来事, 未分類 | コメントする

その辺写真館 Vol 4

IMG_5502

IMG_5526

IMG_5525

IMG_5536

IMG_5542

IMG_5549

IMG_5545

IMG_5538

IMG_5560

カテゴリー: 未分類 | コメントする

アーム改造

 アナログレコード再生用のレコードプレーヤーのアームは以前も紹介したように自作です。

 充分な工作機械が無いため精度は非常に低いです。それでも以前使った事のあるすべてのアームよりしっかりした音楽を再生してくれます。

加工精度の低いことで一番気になっているのは、カートリッジの水平が出にくいことです。メインの軸受けの位置や錘の取り付け位置が中心にないとか、錘自体も中心が出ていないとか問題だらけです。それらを一挙に解決するためには、ラティラルバランスの調整ができるようなればいいのです。アームの側面から両側に腕を出し、そこに錘を取り付けバランスを取ればいいのです。

ワンポイント軸受けの頭の部分に余裕があるので、針金を曲げ作ることにしました。

腕を側面に対し直角に出さないと、錘を動かした時針圧も変わりますが、その時は針圧を再調整すれば良いのでペンチで針金を適当に曲げ作りました。

ラティラルバランスと針圧を調整後、直ぐレコードを聴きました。静かになりました。それまでがうるさかったとかノイズが多かったというわけではありません。これを聴いてはじめて以前がうるさかったと分ったということです。

傷のノイズが目立たなくなりました。立ち上がりも少し良くなったようです。音の輪郭もしっかりします。

変化の様子が、なんとなくスピーカーのデッドマスに似ている気がします。

レコードの溝からカートリッジが信号を拾う時、カートリッジが捻じれて悪さをするのを、少し防いでくれるのではないかと思いました。

この効果を更に強めるため、錘を下の方に持っていけば、ヤジロベイが更に安定する、ということで錘を下げてみました。

聴いてみました。今度は地面に根が生えたようにしっかりとした感じが強くなり、音楽のスケールが大きくなりました。

高さに余裕があるので、錘を更に下げました。

前ほどの変化はありませんが更にどっしりしました。

音楽のバランスが変わりました。打楽器の音が大きくなったように感じます。立ち上がりの時のロスがすくなくなったのかな。

古い録音が良く聴こえるようになっています。経験的にこういうときは悪くない証拠です。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   

カテゴリー: audio | コメントする

アイスコーヒー

やっぱり夏はアイスコーヒーです。

深く焙煎した豆を使います

人間の舌は冷たいと酸味を感じやすくなります。

アイスコーヒーの場合、あまり多くの酸味は邪魔になるように思います。

私はフルシティとフレンチの中間ぐらいからフレンチの焙煎の豆をお勧めします。

単品の場合は、しっかりフレンチまで焙煎したブラジルとか、

ほんのわずかだけ酸味を残した水洗のエチオピア(現在良いものがなかなか入荷しません)

などがお勧めです。

今回はLuckブレンド(フレンチ)を使用します。

豆の挽きは細挽き(フジローヤルR-440で目盛2)です。

20~30cmぐらいのところから見てやっと粒子が分かる程度です。

豆の使用量は、2人分で30g。(ホットの場合と同じです。)

コーヒーをドリップします。

コーヒーを濃くするため最初のお湯はホットと同じようにさしますが、

2回目以降は粉の全体にやっと行き渡る程度にします。

2人分(30g)の場合150cc抽出します。

 

ホットで飲む普通のコーヒーの倍の濃度になっています。

実はこの濃いコーヒーはいろいろ使い道があります。暖めた牛乳と1対1で混ぜればカフェオレになります。

アイスクリームにかけて食べても美味しいし、甘みをつけてゼラチンを加えればコーヒ-ゼリーになります。

グラスに少し山盛りになるように割った氷をいれます。(私の場合、コーヒーをドリップしている間に用意します。)

コーヒーを熱いまま氷にかけ、かき回し急冷します。

出来上がりです。

もし甘くしたいのであれば、サーバーに砂糖をいれその上からコーヒーをドリップした方がガムシロップをいれるより美味しくできると思います。

 

 

 

カテゴリー: コーヒー | コメントする

ロングアーム

レコードプレーヤーのアームを、作り直し長くしました。 

前のは精度が低く(穴が中心に無いなど)、作り直そうと思っていました。 

30cmのアルミのチャンネルが1本残っていたので、これを使いました。 

シェルの回転部分なども作り替える予定ですが、この部分はさらに精度が必要なため機械加工の会社に勤めている友人に依頼するつもりです。
 

 

どうせ作り直すなら長い方が良いということで、30cmのチャンネルをほとんどそのまま使いました。 

組み立て直しターンテーブルに設置してみたら、長すぎて置き場所がありません。 

アームの構造上オーバーハング・アンダーハングはあまり影響が無いのですが、精神衛生上良くないので紫檀の端材を使ってアームボードを拡大しました。 

音楽が少しだけゆったり再生されるようになった気がします。 

カートリッジは、DENON DL-103とオーディオテクニカAT-F3/Ⅱを時々気分で入れ替えていましたが、今はDENONだけを使っています。 

以前は、テクニカの方が少しだけ派手になりましたが、今はほとんど差が無くなっています。重い針圧をかけることが出来るDENONのほうがトレースが安定するため安心して音楽を聴くことが出来ます。 

  

ヘッドアンプは、自作のI-Vコンバーターです。  

30代のなかばまではMMを使っていました。その後MCとトランスでしたが、このヘッドアンプを作り聴いてからは他のものには換えることができません。最初は無名のカーボン抵抗を使い乾電池電源でしたが、それでも他のトランスやヘッドアンプとは違いました。その後スフェニールの巻き線抵抗が発売になると同時に入手し作り換えました。 

世の中がレコードからCDに切り替わり、誰もレコードに見向きもしない時期がありました。その時期によく行っていた電気屋さんで売れ残っていたカートリッジやアームなどを捨て値買いました。そのカートリッジの多くはローインピーダンスタイプだったので(オルトフォンが多かった)I-Vコンバーターも帰還抵抗の低いローインピーダンス用でした。 

  

電源は適当な大きさの板に部品を取り付けたバラックです。 

200V-25Vのトランスを100Vで使い磁束密度を下げています。 

ケミコンは古いインバータから外した耐圧400Vのものです。 

ダイオードは真空管アンプから外した大きなもので、部品箱を探したらこれしかありませんでした。 

ダイオードに直列に入れている抵抗はDaleのメタルクラッドですが、最初はカーボンを使いましました。 

音が鈍るのでこれに入れ替えました。電源部の抵抗は音にダイレクトに影響するようです。 

本体の方にTL-431を2段重ねた簡易型シャントレギュレーターを入れています。 

見かけはしょぼいですが乾電池と比較しても音質は変わらないし、安定感が増したように感じるのでこれは合格と判断しています。 

 

カテゴリー: audio | コメントする

コーヒーを淹れる(ペーパードリップ)

メリタ、カリタ、コーノ…… ペーパードリップの器具はほとんど使用しました。

現在はハリオの円錐ドリッパーを使用しています。

メリタ、カリタと比べ穴が大きいため、お湯のさし方によって抽出時間を幅広く調整できること。

リブが高くペーパーとドリッパーが密着しにくいことが使っている主な理由です。

使用するペーパーも出来る限り通過しやすいものを選んでいます。


ペーパーに粉をいれドリッパーにセットします。

普通2杯取りです。粉は30g抽出量は300ccを標準にしています。

粉のメッシュは、フジローヤルR-440 ミルで、4~5です。

お湯の温度はドリップポットで90℃です。(別の薬缶で沸騰させドリップポットに移すとほぼ所定の温度になる)

最初のお湯を挿します。

中心部に最初のお湯の1/3ぐらいを挿します。その後ゆっくり回していきます。

ここでは粉に充分水分が行き渡ることが重要です。

早く回しすぎると中央部に乾いた部分が出来ることがあるため、

少し多いかなというぐらいの量のお湯を中央部に挿します。

粉が膨れてきます。お湯の温度が高いと直ぐ膨れてきますし低いとゆっくり膨れてくるはずです。

膨らんだ部分が落ち込む前に2度目のお湯を挿します。ここからがコーヒーの抽出の本来的な部分になるわけですが、コーヒーの粉に2つの役割があります。

ひとつは、コーヒー中の成分がお湯に溶け出すことです。もうひとつの大きな役割は、溶け出したコーヒーの成分をろ過することです。

ペーパーは、本来のフィルターであるコーヒーの粉を支えていると、イメージした方がいいかもしれません。

コーヒーの粉の縁の位置があまり変わらないようにゆっくりお湯を挿していきます。

3度目、4度目のお湯も同じように挿していきます。

サーバーに落ちたコーヒーが所定の量になったら終了です。

はじめてのコーヒーをドリップする場合は、少し濃い目に落とした方がいいかもしれません。もし濃すぎたらお湯で割って所定の濃さにします。

カテゴリー: コーヒー | コメントする

インド パールマウンテン その2

久しぶりに インド パールマウンテンAAを焙煎しました。

甘みとコクのコーヒーです。酸味はほとんどありません。

ある時友人がコーヒーの勉強会に行った後遊びに来ました、

たまたまインドのコーヒーの話題がでたので、ちょっと特徴言ってみて、と持ちかけたところ話し始めました。

それじゃ、ブラジルと同じじゃないか。と私。

あくまで印象ですが、同じ標高でも、急峻な山脈と平原とでは生産されるコーヒーのおおらかさが違うように思います。

単品だと少し物足りないと感じる方がいるかもしれません。

これをベースにしたブレンドを作りたくなります。

カテゴリー: コーヒー | タグ: , , | 2件のコメント