デジタルな話ーBについて語りたい その19 kernel-buildな話

最新版のRT-kernelをアップします。

 

使用方法

4.9.65-bone-rt-r9-botic.zip を解凍します。

ターミナル(ファイル転送)ソフトでBBB(G)と接続しファイルが転送可能な状態にしておきます。

rt4965ディレクトリごと /build_boot にコピーします。

4.9.65-bone-rt-r9-modules.tar.gzを解凍し、4.9.65-bone-rt-r9ディレクトリ(解凍後にできるlib/modules/4.9.65-bone-rt-r9)ごと/lib/modulesにコピーします。

 

※systemd-update-utmp.serviceでエラーが発生していました。コマンドラインから systemctl と入力すると赤字でエラー表示が出るはずです。出なければこの操作は必要ありません。) systemctl mask systemd-update-utmp.service として systemd-update-utmp.serviceを止めてしまって下さい。(これで音のスケールが大きくなるはずです……)

selboot rt4965 と入力します。

再起動後kernelが入れ替わっているはずです。uname -a で

Linux alarm 4.9.65-bone-rt-r9 #1 PREEMPT RT Sun Nov 26 11:44:53 JST 2017 armv7l GNU/Linux と表示されるはずです。

 

ここ2週間ぐらいkernelをいじっていました。きっかけはコメント欄なのですが、Linux4.9.60あたりで音が大きく変わったような気がしました。

それまでは解像度は高いけれど、すこしキツ目で少々重苦しいような雰囲気を感じていました。2台あるBoticシステムの片方をUPnPのダブルラインにしていたのもこのことが原因でした。

Linux4.9.60kernelあたりで音の感じが変わったようです。ふわっとした感じが出てきてキツさがなくなりました。最新のLinux4.9.65も同傾向で更に音場が大きくなった気がします。

 

◆クロスコンパイル

クロスコンパイル用の母艦が必要です。私の場合、ubuntu16.04ですが、WindowsやMacj上でもubuntuやdebianが動くマシンがあれば良いはずです。母艦上の各種ツール(git など)はインストール済みとします。クロスコンパラ-の準備は必要ありません。

クロスコンパイル用のディレクトリを用意します。以下はそのディレクトリ上での操作です。

botic7-rc3 のソースをダウンロードし解凍しておきます。

以下は BeagleBone Black – Linux on ARM – eewiki にある手順通りすすめるだけです。

git clone https://github.com/RobertCNelson/bb-kernel
cd bb-kernel/
git checkout origin/am33x-rt-v4.9 -b tmp
./build_kernel.sh

1行ずつ入力していくと、最新版のクロスコンパイラ-やRTパッチ済のカーネルソースがダウンロードされ少し時間はかかりますが menu config が立ち上がります。

menu configu を ctrl-c で止めます。コマンドラインに戻ります。

手作業でboticファイルをコピーします。

先に解凍してある linux-upstream_botic から bb-kernel/KERNEL (最新版のカーネルソース)にbotic関係のファイルをコピーします。

arch/arm/boot/dts (差分をコピー。)
firmware (差分をコピー)
(差分をコピー:ファルマネージャーでコピー元ディレクトリを開きすべて選択しコピー、コピー先ディレクトリを開き貼り付け、[このアクションをすべてのファイルに適用する]にチェックを入れスキップをクリックする。)
以下のディレクトリ毎入れ替える。
include/sound 
sound/soc/codecs   sound/soc/davinci   sound/soc/generic
.config を入れ替える。
arch/arm/boot/dts/Makefile をエディターで開き570行あたりに

am335x-boneblack-botic.dtb \(バックスラッシュ)
am335x-boneblack-botic-sabre32.dtb \(バックスラッシュ)

を書き加える。

 

./tools/rebuild.sh を実行すると再度 menu config の画面が出てきます。

Device Drivers —>
 < *> Sound card support —>
    <*> Advanced Linux Sound Architecture —>
            <*> ALSA for SoC audio support —>
                           CODEC drivers —>
                                  <*> Botic CODEC 
                                  -*- ASoC Botic sound card support 
                                <*> Botic on BeagleBone Black
このようにboticドライバが組み込まれるはずです。linux-upstream_boticの .config を使うとRTを再設定する必要があるかもしれません。
アップロードしたkernelのconfigファイルです。.configにリネールしてお使い下さい。
カーネルオプションを選択決定し menu config を終了すると勝手に進み
bb-kernel/deployディレクトリに zImage dtbs などが出来上がっています。
SDカードにインストールするスクリプト(bb-kernel/tools/install_kernel.sh)もありますが、
bb-kernel/deployに dtbs  firmware のディレクトリを作りそこに解凍後、
am335x-boneblack-botic.dtb→am335x-boneblack.dtb や zimageのりネームなど行ないターミナルソフトでBBB(G)上のSDカードに直接コピーしたほうが楽と思います。
毎回同じことをするので、boticファイルをコピーするスクリプトを書けば操作するのはほんの僅かな時間ですが、なかなか気が向かず毎回手作業で行っています。それでもNelsonさんのは実に簡単で実際に操作する時間は10分ぐらいですし、元々RTパッチの掛かったソースなので実に簡単です。
みみず工房の掲示板で、boticカーネルの作り方を公開してくださったinthedark さん、Nelsonさんとともに大感謝です。ありがとうございました。

追記

boticファイルコピースクリプト

上記の手作業のコピーを一発で行うスクリプトです。

linux-upstream_boticとbb-kernelは同じディレクトリにあることが前提です。そこへ以下を botic-cp.sh とでも名づけて保存して下さい。
ここから
#!/bin/sh
#
CPF=linux-upstream_botic
CPT=bb-kernel/KERNEL
cp -u $CPF/arch/arm/boot/dts/* $CPT/arch/arm/boot/dts
cp -u $CPF/firmware/* $CPT/firmware
rm $CPT/include/sound/*
rm $CPT/sound/soc/codecs/*
rm $CPT/sound/soc/davinci/*
rm $CPT/sound/soc/generic/*
cp $CPF/include/sound/* $CPT/include/sound
cp $CPF/sound/soc/codecs/* $CPT/sound/soc/codecs
cp $CPF/sound/soc/davinci/* $CPT/sound/soc/davinci
cp $CPF/sound/soc/generic/* $CPT/sound/soc/generic
#cp cp -f $CPF/.config $CPT
exit 0 
 ここまで
(menu config を止めた状態であれば、)
cd ../
chmod x botic-cp.sh (実行権限付与)
./botic-cp.sh
        .config 入れ替え
  arch/arm/boot/dts/Makefile を編集
cd bb-kernel/
./tools/rebuild.sh
これでboticが組みこまれた menu config になっているはずです。
アップロードしたkernel及びクロスコンパイルで作成されたkernelは、boticパッチが完全にあたっておらず、不備がある可能性があります。ご使用はあくまでご自身の責任でおねがいします。
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デジタルな話ーBについて語りたい その18 Arch-Botic 最適化オプション版

arch-botic23102017.img.zip

MPD 0.20.11 releasedということで早速コンパイルして聴こうとしたら、「みみず工房」さんのところも更新されていました。これを参考にしてMPDをコンパイルしたところなかなか良いのです。

ということで、Arch-Boticにもこれを応用させてもらいました。参考までですが、最適化オプションは以下です。

CFLAGS=”-O2 -mcpu=cortex-a8 -mfpu=neon -mfloat-abi=hard -ffast-math -march=armv7-a -mtune=cortex-a8 -ftree-vectorize -funsafe-math-optimizations” CXXFLAGS=”${CFLAGS}”

Alsalib,Audiofile,Flac,Curl,Polipoに最適化オプションを付けコンパイルしインストールしてあります。

もともとはsymphonic-mpdのアイデアで、「みみず工房」のyoさんがその作成方法の記事を公開されたことで、スキルのない私でも簡単に応用できることになったということです。皆様には大変感謝しています。

イメージファイルの使い方ですが、以前の版とほとんど同じです。全体のファイルサイズが少し大きくなっていますので、4GbのマイクロSDカードでは使うことの出来ないものがあるかもしれません。

カーネルは3種類です。selboot xxx で選択出来ます。

1  xe4956 (Linux4.9.56-bone7-xenomai)

2   rt4958 (Linux4.9.58-bone-rt-r7)       デフォルト

3  rt4813

MPDも3種類です。selmpd xxxx で選択出来ます。

1:mpd01921    2:mpd02011(デフォルト)  3:mpd021git

2,3は上記最適化オプションの設定を行ないコンパイルしてあります。以前の版が必要な方はダウンロード出来ます。

xenomaiとrtの差が前の版と比較して少なくなった気がします。ほんの少しrtの方が開放的に聴こえるし、xenomaiはまとまりがこれもほんの少し良いような、今のところそんな感じです。カーネルバージョンが違っていますが、4.9.54とあまり変わった感じがしないし、パッチも変わっていないので現在手持ちの最新版にしました。

polipoを入れてあるのは、UPnPのプレーヤーとして使うことを前提にしています。configファイルなどは入っていませんから使用の際は設定を行って下さい。USB-OTGも使えるようにカーネルオプションの設定はしていますが、まだ動かしたことがないので機能するかどうか分かりません。

 

Boticパッチも完全に当たっていないところもあり不具合があるかもしれませんので、評価版という扱いでお願いします。

 

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デジタルな話ーBについて語りたい その17 Arch-Botic 再更新

arch-boticの最新版です。

arch-botic11102017.img  selbootrt4954 でrtカーネルに切り替えると音が出なくなります。
/build_boot/rt4954/dtbs/の
am335x-boneblack-botic.dtb を am335x-boneblack-botic.dtb
にリネームして下さい。(同名ファイルは消去)

 

ここ何日かrtとxenomaiの違いを聴き比べています。バージョンの違いもあったので、どちらも最新版に作りなおしました。

音の方は、どちらもかなり安定したと思います。Nelson版の最新版とコンパイラも最新版になったせいなのかずいぶん分厚くなって中身がぎっちり詰まった感じになった気がします。私には好ましい変化です。

xenomaiとrtの違いは今のところ私にあまり良くわかりません。ただ、xenomaiは再生を続けていると音が少しずつ変化してきて音が少しずつ濃くなっていくような気がしないでもありません。

使い方は、以前のものと同じです。

sshログイン id:root      password:root

kernelは3種類選択できます。

selboot  xe4954   などと入力するとカーネルが切り替わり再起動します

1  xe4954 (Linux4.9.54-bone7-xenomai) デフォルト

2   rt4954 (Linux4.9.54-bone-rt-r7)

3  rt4813

mpdも3種類で、こちらは selmpd mpd021git  などと入力すると切り替わります。

1:mpd01921    2:mpd02010   3:mpd021git の3種類です。

mpd019系&mpd020系とmpd021系ではデータベースの構造が違うため共用できないので別名で作るようにしてあります。それぞれの最初の起動時にデータベース更新が行われます。

追記 1

性懲りもなく版を更新しています。

主な変更点は、今までbotic7(4.8.13-rt6-botic7-rc3)から持ってきて使っていたam335x-boneblack-botic.dtb(am335x-boneblack.dtbにリネームして使用)を、コンパイルしなおしたことです。あまり変化が無いと思い今まで手を付けていませんでしたが、実際に変更してみて効果の大きさにびっくりしています。

また、rtの設定項目を少し変更しています。起動のタイミングによりmpdのrt設定が無効になる場合があることが分かったため/etc/rc.localの一番最後持ってきたなどです。rc.localからnasをマウントする場合、 chrt -f -p 50 `pgrep nfs` などはマウントした後において下さい。

/etc/sysctl.d/99-sysctl.confの設定で少し音が変わるはずです。

kernel.sched_rt_runtime_us = 960000 (ここの数値で音が少し変わるはずです。)
kernel.sched_rt_period_us = 1000000 (こちらは変えないで下さい。)

kernel.sched_rt_runtime_us は950000がデフォルトで、上記2項目を#で無効にした場合それぞれ950000、1000000になります。kernel.sched_rt_runtime_usを900000から980000あたりまで変化させて遊んでみるのも面白いかもしれません。

上記2項目を無効にして、 kernel.sched_rt_runtime_us = -1 を有効にすると「デジファイのおと」さんのlightMPDに雰囲気が近づくはず?です。

 

追記 2

selmpd でmpdを切り替えて聴いているうちに切り替えた後なんとなく音が痩せるように聴こえます。topで確認したらrtの設定が無効になっています。selmpdでは一旦mpdを停止しコピー後再起動しますが、その際rtの設定が無効になっていました。追記1で書いたmpdの起動のタイミングの問題ではなく、本当の原因はたぶんここにあったのだと思います。

selmpd でmpdを切り替えてお使いになる方は、/usr/local/sbin/selmpdの最後の行に以下を書き加えて下さい。   chrt -p -f 51 `pgrep mpd`

mpd−rtの場合は、mpd.confのrealtime_option main_priority の設定と同じことですが、non-rtの場合は、chrtコマンドでしか設定できないのです。私の場合、現在の設定のほうが好ましく感じていますが、好みのレベルと思います。

 

Boticパッチも完全に当たっていないところもあり不具合があるかもしれませんが、まる1日ほどですが使い続けてもトラブルが無いのでアップロードすることにしました。「デジファイのおと」さんと同様に評価版という扱いでお願いします。

 

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デジタルな話ーBについて語りたい その16 Arch-Botic 更新

Arch-Botic の新版です。

kernelとmpdを入れ替えただけで、他の部分については3月のもののままです。

追記 1

zimageを作りなおしました。(上記イメージファイルは入れ替え済みです。)

arch-botic03042017.img.zipをダウンドードされた方はお手数ですが入れ替えをお願いします。

ダウンロード後 zImage_rt4952、zImage_xe4953 を/build_boot内のそれぞれのディレクトリにzImageとリネームしてコピーして下さい。コピー後 selboot xe4953 などで切り替わります。

追記 2

コンパクトなzimageを作ってみました。こっちの方が良い感じです。

イメージファイルは作り直しませんから入れ替えるなり、/build_bootに別なディレクトリ(例えばxe4953s など)を作り、同バージョンのdtbsディレクトリもまるごとコピーして切り替え可能にしても良いと思います。

追記 3

再度、版を入れ替えました。rt4952,xe4953の両方を追記2のzimgeと入れ替えてあります。

UPnP版のplayerにすることもできるようにUSBーOTGのドライバ(両方向)を組み込んであります。(未検証ですので、動くかどうか分かりませんが)

sshログイン id:root      password:root

yseki118さんのところで紹介されていたデジファイのおとさんの「beagleboneのbotic kernel」を参考にしてやってみたら、できてしまったのです。(以前ysek118さんからリクエストがあり何度かトライしていましたができませんでした。)

kernelは3種類選択できます。

selboot  xe4953   などと入力するとカーネルが切り替わり再起動します

1  xe4953 (Linux4.9.53-xenomai) デフォルト

2   rt4952 (Linux4.9.52-rt37)

3  rt4813

mpdも3種類で、こちらは selmpd mpd021git  などと入力すると切り替わります。

1:mpd01921    2:mpd02010   3:mpd021git の3種類です。

mpd019系&mpd020系とmpd021系ではデータベースの構造が違うため共用できないので別名で作るようにしてあります。それぞれの最初の起動時にデータベース更新が行われます。

追記 4

イメージファイルをリストアし起動してから気が付きましたが、mpd0205で立ち上がります。このままでも構いませんが、selmpd mpd02010 として最新版で聴いて欲しいです。(もし古い版が良ければダウンロード出来ます)

 

kernelのパラメータの設定などはほどんど何も行っていません。rtパッチをxenomaiパッチに変えただけなのですが、音は大きく変わったように思います。

Boticパッチも完全に当たっていないところもあり不具合があるかもしれませんが、まる1日ほどですが使い続けてもトラブルが無いのでアップロードすることにしました。「デジファイのおと」さんと同様に評価版という扱いでお願いします。

 

 

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スピーカーな話 その2 原理模型

スピーカーを作りました。といってもスピーカーユニットをエンクロージャー?に入れたというのか、鳴らせる状態にしたというのか……

10cmのフルレンジスピーカー(Fostex P1000K)を使いました。安くて特性もそこそこなのでこれにしました。

今回の製作目的は、現在使っているスピーカーシステムの原理の説明と、小型化したらどうなるかを確かめたかったからです。小型化と言っても写真をご覧になればおわかりと思いますが結構大きいです。

ダンボール箱を芯にして両面を粗毛フェルトで包み込んでいます。木材などで枠を組んでそこに粗毛フェルトをかぶせたほうが本当は良いのですが、簡単に作るために今回はダンボールを芯にしています。各面のダンボールにはできるだけ穴を多く開け開口面積を広げたほうが良いです。

スピーカーユニットには錘(半切りレンガを使いました)をエポキシで接着し、吊り下げ用の紐を取り付けます。

 

 

スピーカーを吊り下げますが、この場合紐をV字にしてスピーカーユニットが前後にだけ動くように釣ったほうが良いようです。

ではなぜ私がこんなものをずっと使っているのかということですが……

 

「振動板から発生している音だけを聴きたい!」

それだけです。

エンクロージャーに粗毛フェルトを使っているのは、木材の振動する音や、バッフル面からの反射する音を聴きたくない、ということです。磁気回路に錘を取り付けるのはスピーカーのフレームから放射する音を聴きたくないからです。そして吊るすのは、床や壁に振動が伝わるのを出来る限り少なくするためです。

音の方ですが……   予想以上でした。

出来上がった当初は、低音が全く出ませんでしたが、スピーカーの外側まで大きく音が拡がって聴こえます。鳴らしこむにつれて少しずつ低音の量とレンジが拡がっていきます。側面のダンボールを多く残しすぎたためにダンボールの音が聴こえそれが気になったので、無理やりフェルトを剥がしカッターナイフで適当に穴を拡大しフェルトを貼り直したので少しいびつになりました。だいぶカンカンした音が減り音が落ち着いてきました。

能率が結構高いので、びっくりするほど大きな音まで出ますし、つかえた感じはありません。かなり低い音までしっかり出てきます。コントラバスの音階もよく分かります。トーンコントロールで少し持ち上げてやると大編成のものでもそれらしく再生します。

先にも書きましたが、空間の再現は見事です。スピーカーの間隔に関係なく部屋中に音が拡がってきます。スピーカーの間隔を1メートルから3メートルぐらいに変えてみて音の定位はほとんど同じような感じに聴こえるのは少し不思議です。

音の立ち上がりと、細かい音の再現能力は多くの方が聴いたことのないレベルだと思います。音の立ち上がりが圧倒的に良くなると、楽器のバランスが違って聴こえてきます。打楽器の音が大きくなり人の声や弦楽器が相対的に小さくなります。また音の実体感が増しそこで音が作られている様な感じに聴こえてきます。またエンクロージャーや床や壁の振動で発生している音が、細かい強弱や音色の変化をマスクしています。でもこういったことは経験しないと絶対にわからない部分だと思います。

非常に安価なスピーカーユニットでも非常にクォリティの高いシステムができることが分かり、「振動板の音だけ聴きたい」という考えが間違っていないと再認識しました。

 

 

おまけ

MPD−0.20.9 アップロードしました。

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デジタルな話ーBについて語りたい その 15 MPD更新

mpdの新しいバージョンをアップロードしました。

(Arch版だけです。)

mpd0.20.7に続き直ぐmpd0.20.8になりました。mpd0.20.7は従来とほとんど同じですが、mpd0.20.8の方はffmpegを外してあるためmp3の再生は出来ません。

git版の方はmpd0.21になっていました。これはぜひ聴いていただきたいです。RTパッチがエラーになって当たらないので、mpd.confを書き換えて下さい。またデータベースが変わったようでmpd0.20(mpd0.19)系から入れ替えるとデータベースを書き替えますのでバックアップをしておくことをお勧めします。または、mpd.confのdb_fileを別名にしておくと新しく作り始めますからこちらのほうが良いかもしれません。

selpmdをお使いの場合は、mpc.confを編集の際、RTオプションの項目とdb_fileを編集し、selmpdで切り替えると楽だと思います。

5月21日追記

git版(mpd0.21)ですが、non-RTでもmpd0.20.8-rtに匹敵する音質と思います。

top -HでPIDを探し、手動で優先度を上げてみました。

ターミナルから top -H と入力し(zで文字を白くしてから)下向き矢印でmpdの項目まで行き、output:Boticとdecoder:のPIDが分かります。

chrt -p -f 55(優先度:任意) PID と入力するだけです。

多分変わると思います。

RTパッチが待ち遠しいです。

 

 

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ハードな話 その1 近況です

お久しぶりです。

正月過ぎから機械の方に主に進めていました。

まずスピーカーの原理模型を作りました。10cm口径のフルレンジにレンガのデッドマス(錘)を取り付け、フェルトのバッフル(後面開放箱)に糸でぶら下げたものです。

このスピーカーを鳴らすため、中華製の安いデジタルアンプを買ってみました。

以前アップしました正12面体スピーカーの視聴にも使いましたが、このデジタルアンプがなかなかの高音質であることが分かりました。

アンプが増えたので、スピーカーのバイアンプ駆動を行ないましたが、好結果を得たので直ぐ2チャンネルマルチに変更しました。圧倒的ともいえる変化がありましたが、マランツPM-14とでは音色が合わないため、ネットで好評なフィリップスTDA-1552Q(カーステレオ用のパワアンプIC)を使った基板キットを組み立て使ってみました。200V用のトランスを使った半波整流電源を使ったり、放熱板に銅の厚板を使ったりすると、パワーはありませんが(多分数ワットです)恐ろしいほど優れたアンプになります。

このアンプを高音側に使ったのですが、低音側にも使いたくなりもう1台組みました。音量は出ませんが、今まで聴いたことのないような音が出ます。

以前から友人に依頼されていた抵抗式のアッテネーターを組み立て、上記のアンプに取り付けて見ました。鳴らし始めた時、私を含めて3人いましたが、全員ぶっ飛びました。自動的に同じアンプを2台組まなくてはいけないことになってしまいました。(その後更に増えました。)

私のところは部屋が普通のところより少し広く、スピーカーの能率もあまり良くないので、数ワットのアンプでは編成の大きなもので音量が不足します。10年ほど前より友人から預かっているフォステクスの20cmフルレンジ(FE-206E)を使ってもいいよということで、安いソフトドームのツィーターを追加購入し、1週間ほどかかりましたがやっと調整が終わったところです

至って普通の音が出ています。なんとか前の状態に追いついたかなと言ったところですが、スピーカーのトレーニングやら、あちこちの部品が馴染んでくれば聴いているうちに少しずつ成長?していくでしょうからその変化が楽しみでもあります。

 

 

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デジタルな話ーBについて語りたい その 15 arch-botic を作り直しました

arch-botic のイメージファイルを作りなおしました。

Listen Only 版と基本的には同じですが、開発環境が入っています。

最新版のmpd0.20.5-rt 2種類入れてあります。

mpd-0205rt_s  シンプルバージョンです。MP3の再生は出来ません。

Decoders plugins: [oggflac] ogg oga, [flac] flac, [audiofile] wav au aiff aif, [dsdiff] dff
,[dsf] dsf

mpd-0205rt_a オールバージョンです。(のつもりです。)

selmpd xxxxx で mpd01921/mpd0204/mpd0205a/mpd0205s の選択が出来ます。

 

新機能 カーネルバージョンの切り替え

selboot xxxx で rt4813/rt4911/rt4913 の選択が出来ます。(再起動します。)

Linux alarm 4.9.13-rt10 (rt4913) で起動します。従来版(rt4813)と同じ設定でビルドしましたが実装されていないドライバなどがあるかもしれません。(rt4911も同様)

 

 

上記以外は従来版と同じ設定になっていますから、ネットワークやnasのマウントの設定を同じにして/var/lib/mpd/mpd.dbをコピーすれば直ぐに使えるはずです。(コピー後に selmpd mpdxxxx を実行するかrebootして下さい。)

/music/testにサンプルが入っていますので、nasのマウントをしなくても音が出るはずです。

nfs・cifs(smbclient)でマウント可能(のはず)です。nfsしか確認していません。

rc.localは使用できます。(リアルタイムの優先度の設定に使っています。)

LINUXCOMdさんのブリッジボード使って音が出ることを確認しています。他のボードをご使用にの場合やdsdの再生など未確認の部分がたくさんあります。動作不良に対するサポートは基本的に行いませんが、ご質問などには可能な限り対応します。

 

(私自身が)気がついたことがある場合やご利用の皆さんから重大なご指摘があった場合、このページに追記または訂正をしていく予定です。

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スピーカーな話 その1 12面体な話

Oさんから12面体スピーカーのデモを行ないたいとのご依頼がありました。このOさんという方は不可思議な機材を満載したワゴン車で不定期に私のところに出没されます。今回のスピーカーの前は、欧州直熱3極管のウィリアムソンアンプだったような……

これがその12面体スピーカーです。「自作の友」さんという方のところから日本中を回って来たようです。

3月12日にMJオーディオフェスティバルに出展されるそうです。(上記リンク先に記事があります。)

 

 

しばらく四角い箱に入ったスピーカーを聴いていないので、箱による違いは正直言ってよくわからないのですが、過去の記憶と比較すると音の広がる感じなどは良いような気がします。

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デジタルな話ーBについて語りたい その 14 聴いてみなければ分からない

Arch-BoticでRT優先度の設定状態を確認するコマンド ps -eo pid,comm,rtprio,pri,priority

を入力してみると以下のようになるはずです。

/etc/rc.localから設定した以外の項目の優先度が反映されているかどうかを確認するのだが、設定していない項目でもirq(割り込み要求)番号のあるものは自動的にFIFO50が与えられている。この値はかなり高い優先度です。

[root@alarm ~]# ps -eo pid,comm,rtprio,pri,priority
1 systemd – 19 20
2 kthreadd – 19 20
3 ksoftirqd/0 – 19 20
省略
16 irq/26-44e07000 50 90 -51
17 irq/59-4804c000 50 90 -51
18 irq/92-481ac000 50 90 -51
19 irq/125-481ae00 50 90 -51
以下省略

cat /proc/interrupts として割り込み回数を見ても全くと言っていいほど割り込みがないので、あまり影響が無いと勝手に思っていました。

でも設定していない項目の値が高いというのもスッキリしないので、まとめて全部の優先度を下げてみました。

chrt -p -o 0 `pgrep irq/26-44e07000`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/59-4804c000`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/92-481ac000`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/125-481ae00`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/188-4740000`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/170-rtc0`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/171-rtc0`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/162-mmc1`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/33-48060000`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/182-4803800`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/181-4803800`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/184-4803c00`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/183-4803c00`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/185-4831000`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/159-44e0b00`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/189-tps6521`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/160-4802a00`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/19-wkup_m3_`
chrt -p -o 0 `pgrep irq/164-wkup_m3`
おまけ_`
chrt -p -f 53 `mpd`

「音は聴いてみるまで分からない。」   全くその通りです。

 

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