レコードプレーヤーのアームを、作り直し長くしました。
前のは精度が低く(穴が中心に無いなど)、作り直そうと思っていました。
30cmのアルミのチャンネルが1本残っていたので、これを使いました。
シェルの回転部分なども作り替える予定ですが、この部分はさらに精度が必要なため機械加工の会社に勤めている友人に依頼するつもりです。
どうせ作り直すなら長い方が良いということで、30cmのチャンネルをほとんどそのまま使いました。
組み立て直しターンテーブルに設置してみたら、長すぎて置き場所がありません。
アームの構造上オーバーハング・アンダーハングはあまり影響が無いのですが、精神衛生上良くないので紫檀の端材を使ってアームボードを拡大しました。
音楽が少しだけゆったり再生されるようになった気がします。
カートリッジは、DENON DL-103とオーディオテクニカAT-F3/Ⅱを時々気分で入れ替えていましたが、今はDENONだけを使っています。
以前は、テクニカの方が少しだけ派手になりましたが、今はほとんど差が無くなっています。重い針圧をかけることが出来るDENONのほうがトレースが安定するため安心して音楽を聴くことが出来ます。
ヘッドアンプは、自作のI-Vコンバーターです。
30代のなかばまではMMを使っていました。その後MCとトランスでしたが、このヘッドアンプを作り聴いてからは他のものには換えることができません。最初は無名のカーボン抵抗を使い乾電池電源でしたが、それでも他のトランスやヘッドアンプとは違いました。その後スフェニールの巻き線抵抗が発売になると同時に入手し作り換えました。
世の中がレコードからCDに切り替わり、誰もレコードに見向きもしない時期がありました。その時期によく行っていた電気屋さんで売れ残っていたカートリッジやアームなどを捨て値買いました。そのカートリッジの多くはローインピーダンスタイプだったので(オルトフォンが多かった)I-Vコンバーターも帰還抵抗の低いローインピーダンス用でした。
電源は適当な大きさの板に部品を取り付けたバラックです。
200V-25Vのトランスを100Vで使い磁束密度を下げています。
ケミコンは古いインバータから外した耐圧400Vのものです。
ダイオードは真空管アンプから外した大きなもので、部品箱を探したらこれしかありませんでした。
ダイオードに直列に入れている抵抗はDaleのメタルクラッドですが、最初はカーボンを使いましました。
音が鈍るのでこれに入れ替えました。電源部の抵抗は音にダイレクトに影響するようです。
本体の方にTL-431を2段重ねた簡易型シャントレギュレーターを入れています。
見かけはしょぼいですが乾電池と比較しても音質は変わらないし、安定感が増したように感じるのでこれは合格と判断しています。